一般的には、埋め込みプロファイルを使用することが推奨されています。しかし、印刷入稿する画像データなどは、プロファイルを破棄することが条件とされている場合もあります。推奨よりも、利便性が優先されるワケです。
プロファイルの破棄は、[ プロファイルの指定 ] で行います。ここには、「破棄」という言葉は出てきません。「カラーマネジメントを行わない」という表現にされています。
【操作方法】
対象のドキュメントを開き、[ 編集 ] メニューから、[ プロファイルの指定 ] を選択します。
[ プロファイルの指定 ] ダイアログで、[ このドキュメントのカラーマネジメントを行わない ] を選択します。
[ OK ] をクリックします。
カラープロファイルが埋め込まれていない場合は、ドキュメントウィンドウのアンダーバーに「タグのない RGB (8bpc) 」が表示されます。
プロファイルの破棄は NG?
たとえば、現在、[ 作業用スペース ] の [ RGB ] に [ Adobe RGB (1998) ] を設定、開いた画像に [ sRGB IEC61966-2.1 ] が埋め込まれている場合、プロファイルを破棄すると、カラー値は変わりませんが表示は変わります。
プロファイルの破棄は、できるだけ行わない方がいいですが、印刷所などの入稿では、プレーンな画像データを求められる場合も少なくありません。「プロファイルは破棄してください」と言われたら、この操作を行いましょう。