【Photoshop基本操作】ビットマップ画像の特徴であるジャギー (ギザギザ線) は、曲線や斜線の輪郭に現れやすく、「2階調化」や「ポスタリゼーション」といった効果を加えると、それはさらに際立って、気になる存在となります。擬似的なアンチエイリアス処理でジャギーを除去して、輪郭を滑らかにする方法をご紹介しましょう。
これから行う操作は、[ 2階調化 ] を適用した解像度の低い素材画像を用いて、その輪郭に現れたジャギーを除去する方法です。[ ぼかし (ガウス) ] で、隣接するピクセルと干渉させ、コントラストを高めることで、滑らかな境界線に調整することができます。
作例のサンプルドキュメントを開いて、現在のジャギーを確認してください。画面をズームインすれば、等倍表示では気付かなかった、気になるギザギザがあります。これを除去して滑らかにしましょう。
【操作方法】
素材画像をダウンロードして開きます。作例では、[ 幅 : 428 pixel ] x [ 高さ : 240 pixel ] の [ RGB カラー ] を使用しています。
[ ツール ] パネルで、[ ズームツール ] を選択します。
ドキュメントの拡大したい箇所をドラッグ、または、数回クリックして、400 % 以上の拡大率にします。
ピクセルグリッドで確認する
ジャギーは細かいピクセル (画素) の集合体です。そのため、ドキュメントの拡大表示は必須です。正確なピクセル単位で、ジャギーを確認したい場合は、501 % 以上にズームして、[ ピクセルグリッド ] を表示しましょう。高画素密度ディスプレイは、801 % 以上にズームすると表示されます。
501% 以上で表示される [ ピクセルグリッド ]
[ ピクセルグリッド ] の非表示は、[ 表示 ] メニューから、[ 表示・非表示 ] – [ ピクセルグリッド ] を選択して、メニュー項目のチェックマークを外します。