メモした座標値に、[ 逆光 ] フィルターを適用しましょう。同じ座標値で、種類の異なる [ 逆光 ] を重ねることもできます。光琳の種類や明るさを調整して、光源をドラマチックに演出しましょう。
【操作方法】
[ フィルター ] メニューから、[ 描画 ] – [ 逆光 ] を選択します。[ 逆光 ] ダイアログで、プレビューを [ option ( Alt ) ] キーを押しながらクリックします。
すると、[ 詳細な光源の位置 ] ダイアログが表示されます。
[ 詳細な光源の位置 ] ダイアログで、メモしておいた座標値を入力します。
[ OK ] をクリックします。
[ 逆光 ] ダイアログのプレビューの光源の位置が、設定した座標値に変更されます。
[ 逆光 ] フィルターに備わっている [ レンズの種類 ] は、カメラレンズの焦点距離を模した効果です。広角レンズは光琳が大きく、望遠レンズは光が拡散されているのが特徴です。
【操作方法】
[ 逆光 ] ダイアログで、[ レンズの種類 ] に [ 50-300mm ズーム ] を選択します。
[ 明るさ ] に [ 75 ] % を入力します。
[ OK ] をクリックします。
フレアの効果にこだわろう!
[ 逆光 ] フィルターの醍醐味は、なんと言っても、レンズフレアの効果でしょう。光源をドラマチックに演出できるからです。このレンズフレアの効果は、[ 逆光 ] ダイアログの [ レンズの種類 ] セクションで、赤い光琳や白く拡散したハードなものなどが選択できます。
しかし、その軌跡は、光源の位置とドキュメントの形状により自動設定されるため、たとえば、正方形にトリミングした画像へ適用すると、レンズフレアの軌跡は、意図しない短いものになってしまいます。
これを防ぐには、ドキュメントを元の長方形に戻します。といっても、正方形を長方形に切り抜くわけではありません。外形が長方形の余白を加えるのです。余白が白であろうが黒であろうが、どんな画像でも、[ 逆光 ] はちゃんと適用されます。つまり、正方形にトリミングした画像であっても、レンズフレアの軌跡を長くすることができるワケです。
種類の異なる [ 逆光 ] を重ねて適用しましょう。レンズフレアは、レンズの種類によって変わります。ここでは、放射状に拡散する効果を加えて、ダイナミックな [ 逆光 ] を作成します。
【操作方法】
[ フィルター ] メニューから、[ 描画 ] – [ 逆光 ] を選択します。[ 逆光 ] ダイアログで、[ レンズの種類 ] に [ 105mm ] を選択します。
[ 明るさ ] に [ 75 ] % を入力します。光源の位置は、前回の設定が残っています。
[ OK ] をクリックします。