基本がわかる!トーンカーブの使い方「暗い画像を明るくするコツと色かぶり補正」【2022】

基本がわかる!トーンカーブの使い方

ヒストグラムとは?

ヒストグラムとは、画像内のピクセル分布を、明るさのレベル別にグラフ化したものです。画像内の階調をすばやく識別することによって、適切な補正を行うことに役立ちます。
ヒストグラムを確認
ギザギザのグラフは、横軸が階調縦軸がピクセル数を表しています。もちろん、現在の画像を対象としています。調整レイヤーの場合、ドキュメントに複数のレイヤーあると、統合した情報を表示します。
ヒストグラムはピクセル分布のグラフ (概念図)
【操作方法】
[ プロパティ ] パネルで、チャンネルに [ レッド ]、[ グリーン ]、[ ブルー ] をそれぞれ選択します。
3つのチャンネルを選択
3つのチャンネルのヒストグラムを確認してください。
3つのチャンネルのヒストグラムが、それぞれ、異なっているのは当然です。しかし、およその形状や階調幅は、揃っているものです。色かぶりを起こした画像は、これらのバランスがズレています。
ヒストグラムで画像の状態を知る
[ ヒストグラム ] パネルで確認してみると、[ レッド ] の形状が大きくズレています。そして、全体の白トビ、[ グリーン ]、[ ブルー ] の黒ツブレが見られます。白トビは、これ以上の補正が効かないので、中間調と黒点の調整で、色かぶりを緩和することにします。[ ウィンドウ ] – [ ヒストグラム ]
限界をプレビュー
ヒストグラムが表す階調を知りたい場合は、[ option ( Alt ) ] キーを押しながら、グレースケール下の調整スライダーをドラッグします。すると、[ 黒点 / 白色点の限界を表示 ] モードに切り替わります。
[ 黒点 / 白色点の限界を表示 ] モードでは、調整位置によって、簡略化された画像がプレビューされます。白トビ、黒ツブレがある場合、それぞれの階調レベルで画像が浮かび上がります。これなら、わかりやすいですね。
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