【Photoshop講座】文字の境界線で構成される袋文字は、文字を目立たせる効果において、最もベーシックな技法です。操作方法も比較的簡単で理解しやすいため、初級ユーザーの方が、最初に習得できるテクニックとしてオススメできます。イメージにぴったりのフォントを使用して、インパクトを持つ、フチドリだけの文字を作成しましょう。
課題は文字の間隔にある!
文字の境界線や、塗り部分が透けることは、一連の操作方法が分かれば簡単にできます。しかし、グラフィックデザインに求められるものは、見やすく、わかりやすいイメージを伝えることです。
個性的な書体選びはもちろん、作り手の技量を問われるのは、文字の間隔です。フチドリだけで、文字列が構成される袋文字は、初級ユーザーの方にとって、最適な教材となることでしょう。
【操作方法】
素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は [ 幅 : 1920 pixel ]、[ 高さ : 1280 pixel ]、[ 解像度 : 300 pixel/inch ]、[ カラーモード : RGB カラー ] を使用しています。
[ 表示 ] メニューから、[ 新規ガイドレイアウトを作成 ] を選択します。[ 新規ガイドレイアウトを作成 ] ダイアログで、[ 既存のガイドを消去 ] を有効にします。
[ 列 ] を有効にして、[ 数 ] に [ 2 ] を入力します。
[ 行 ] を有効にして、[ 数 ] に [ 2 ] を入力します。
[ マージン ] を有効にして、[ 上 ] に [ 486 px ]、[ 左 ] に [ 367 px ]、[ 下 ] に [ 486 px ]、[ 右 ] に [ 367 px ] を入力します。
[ OK ] をクリックします。
文字の位置や大きさの目安となる、ガイドが作成できました。
ガイドは必要なの?
特に、初級ユーザーの方には、あらかじめ、ガイドを作成するような習慣がないかも知れません。これは、作業の効率化を目指す操作であり、目測に頼らないデザインの定義です。
「黄金比」をご存知の方は、その定義によって、画面 (ドキュメント) を分割することだと言えば、理解していただけると思います。黄金比とは、ひとつの線分を2つに分けるときの、もっともいいバランスがとれる比率のことです。割り出しは幾何学的に行え、その比率は 1 : 1.618 になります。