ラスタライズした境界線は、レイヤーに塗りつぶされた描画ピクセルです。1 pixel の移動と複製を繰り返すことで、文字型のロングシャドウをグングン押し出します。
移動と複製には、[ 移動ツール ] のオプション機能を活用します。一度の操作で、移動と複製を同時に行うことができる、裏技的な操作方法です。操作を繰り返して、境界線をグングン押し出しましょう。
[ ツール ] パネルで、[ 移動ツール ] を選択します。
[ shift ] キーを押しながら、方向キーを押して、[ 境界線 (外側) ] を下に 60 pixel 移動します。[ shift ] + [ ↓ ] × 6
[ option ( Alt ) ] キーを押しながら、方向キーを押して、[ 境界線 (外側) ] を上に 1 pixel 移動します。すると、[ 境界線 (外側) ] が移動と同時に複製されます。[ option ( Alt ) ] + [ ↑ ]
この移動と複製を、[ コピー 59 ] が作成されるまで、繰り返します。[ option ( Alt ) ] + [ ↑ ] × 59
[ コピー 59 ] が作成されたことを確認したら、移動と複製の操作を終了します。
移動と複製のしくみ
移動と複製は、[ 移動ツール ] のオプション機能です。[ option ( Alt ) ] キーを押したとき、移動したオブジェクトのマザーを元の位置に残し、移動先に複製レイヤーを作成します。
この移動に、方向キーを併用することで、移動と複製が同時に行われます。操作は、[ option ( Alt ) ] キーを押したまま、方向キーを連打します。
移動と複製を繰り返す操作のため、あらかじめ、回転していたオブジェクトを、元の角度に戻します。この操作は、対象がピクセルレイヤーなので、回転に伴い画質が劣化します。一度の操作で完成させましょう。
変形のバウンディングボックスを表示します。自由変形 : [ command ( Ctrl ) ] + [ T ]
オプションバーで、[ 回転を設定 ] に、[ -45 ]°を入力します。
[ enter ] キーを押して、変形を確定します。
飛び出すシャドウ文字の、グラフィックバージョンが完成しました。3D 押し出しバージョン : STEP 4 へ