ひび割れのトーンを整える
ひび割れた土の画像のコントラストを高めて、少し誇張したトーンに整えます。色調補正には、詳細な調整ポイントが作成できる [ トーンカーブ ] を用います。
[ レイヤー ] パネルで、[ レイヤー 1 ] を選択します。[ 調整レイヤーを新規作成 ] をクリックし、メニューから、[ トーンカーブ ] を選択して、[ トーンカーブ 1 ] を作成します。
トーンカーブを設定
[ トーンカーブ ] ダイアログで、[ クリッピングマスクを作成 ] をクリックします。トーンカーブのポイントを選択、または、追加して、それぞれの [ 入力 ] と [ 出力 ] を設定します。
[ 入力 : 0 ] [ 出力 : 0 ]
[ 入力 : 64 ] [ 出力 : 48 ]
[ 入力 : 192 ] [ 出力 : 224 ]
[ 入力 : 224 ] [ 出力 : 255 ]
ひび割れた土の画像のコントラストを高めることができました。
定石はS字カーブ!
[ トーンカーブ ] でコントラストをつける場合は、明るい部分をより明るく、暗い部分をより暗くする「 S 字カーブ」が基本になります。設定のポイントは、対象画像の全体を明るくしたいのか、暗くしたいのかといった目指す方向を決めておくことです。
作例の場合は、シャドウ領域を暗くしたいので、対角線よりも下側になるポイントを設けました。そして、ハイライト領域にも明るくなるポイントを設け、中間調を維持する S 字カーブに調整して、ハイライト点をヒストグラムの開始位置までスライドさせました。