論理的に数値を算出しよう!
Lab カラーのチャンネル [ a ]、[ b ] は、チャンネル [ L ] とは違い、マップのグレースケールを色成分に換算しています。ひとつのマップに2つの色成分が含まれているため、中間値を 0 とした、-128 – +128 レベルで分布しているのが特徴です。ちょっと、ややこしいですね。
Lab カラーの色成分は、それぞれの輝度を増減させることで、彩度がコントロールできます。マイナス側とプラス側を相対値にすると、色相を保つことができます。128 レベルを百分率で計算して、不動点の [ 入力 ] にそれぞれ、正負の数値を設定します。ここで算出した [ 102 ] は、CMYK 画像を RGB 変換で鮮やかに再現する Max 値です。
論理的に割り出した Max 値を、チャンネル [ a ] に設定しましょう。チャンネル [ a ] と [ b ] は、CMY の色成分を抽出したものなので、基本的には、同じ設定値を割り当てます。
【操作方法】
[ トーンカーブ ] ダイアログで、[ チャンネル ] に、[ a ] を選択します。
左下のポイントをクリックして選択し、[ 入力 ] に、[ -102 ]、[ 出力 ] に、[ -128 ] を入力します。
右上のポイントをクリックして選択し、[ 入力 ] に、[ 102 ]、[ 出力 ] に、[ 127 ] を入力します。
【操作方法】
[ トーンカーブ ] ダイアログで、[ チャンネル ] に、[ b ] を選択します。
左下のポイントをクリックして選択し、[ 入力 ] に、[ -102 ]、[ 出力 ] に、[ -128 ] を入力します。
右上のポイントをクリックして選択し、[ 入力 ] に、[ 102 ]、[ 出力 ] に、[ 127 ] を入力します。
CMYK 特有の色の濁りを取って、すっきりした鮮やかさを、再現することができました。