【カラールックアップ適用例一覧】
3D LUT ファイル (2/2)
[ 3D LUT ファイル ] セクション後半の、適用前と適用後の比較です。メニューの昇順で解説していますが、ここでは、映画用フィルムの色調をエミュレートしたものが多く含まれています。まるで、映画のようなカラー調整が行えるのも [ カラールックアップ ] の特徴です。
映画用フィルムの色調を、擬似的に作り出した [ 3D LUT ファイル ] は、「 Fuji 」とか「 Kodak 」といった、往年に実在したフィルムや、プリントの名称が付けられています。これらの [ 3D LUT ファイル ] は、動画制作にも活用されています。また、日中の写真を夜に変えてしまうような、トリッキーなプリセットファイルもあります。
Fuji ETERNA 250D Fuji 3510 (by Adobe).cube
映画用ネガフィルム「 Fuji ETERNA 250D 」をエミュレートしたカラー調整です。カラー映写プリント「 Fuji 3510 」との組み合わせで、温かみのあるコントラストがいい感じです。
[ 3D LUT ファイル ] – [ Fuji ETERNA 250D Fuji 3510 (by Adobe).cube ]
Fuji ETERNA 250D Kodak 2395 (by Adobe).cube
映画用ネガフィルム「 Fuji ETERNA 250D 」をエミュレートしたカラー調整です。カラー映写プリント「 Kodak 2395 」との組み合わせで、影を起こしたフラットな華やかさがあります。
[ 3D LUT ファイル ] – [ Fuji ETERNA 250D Kodak 2395 (by Adobe).cube ]
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Fuji F125 Kodak 2393 (by Adobe).cube
映画用ネガフィルム「 Fuji F125 」をエミュレートしたカラー調整です。カラー映写プリント「 Kodak 2393 」との組み合わせで、コントラストが強く鮮明な印象があります。
[ 3D LUT ファイル ] – [ Fuji F125 Kodak 2393 (by Adobe).cube ]
Fuji F125 Kodak 2395 (by Adobe).cube
映画用ネガフィルム「 Fuji F125 」をエミュレートしたカラー調整です。カラー映写プリント「 Kodak 2395 」との組み合わせで、シャープネスの効いた華やかな色調が人物を引き立てます。
[ 3D LUT ファイル ] – [ Fuji F125 Kodak 2395 (by Adobe).cube ]
Fuji REALA 500D Kodak 2393 (by Adobe).cube
映画用ネガフィルム「 Fuji REALA 500D 」をエミュレートしたカラー調整です。カラー映写プリント「 Kodak 2393」との組み合わせで、シャドウ領域を多く取ったコントラストが印象的です。
[ 3D LUT ファイル ] – [ Fuji REALA 500D Kodak 2393 (by Adobe).cube ]
FuturisticBleak.3DL
彩度を抑えながら暗い印象にカラー調整されます。少し緑みのある荒涼としたイメージは、空と大地といった抽象的な風景に合いそうです。
[ 3D LUT ファイル ] – [ FuturisticBleak.3DL ]
HorrorBlue.3DL
青緑色のフィルムを被せたようにカラー調整されます。そのままだと強い印象があるので、描画モードを [ スクリーン ] にするなどの工夫が必要かも?
[ 3D LUT ファイル ] – [ HorrorBlue.3DL ]
Kodak 5205 Fuji 3510 (by Adobe).cube
映画用ネガフィルム「 Kodak 5205 」をエミュレートしたカラー調整です。カラー映写プリント「 Fuji 3510 」との組み合わせで、鮮明な印象と暖色系の色調がドラマチックですね。
[ 3D LUT ファイル ] – [ Kodak 5205 Fuji 3510 (by Adobe).cube ]
Kodak 5218 Kodak 2383 (by Adobe).cube
映画用ネガフィルム「 Kodak 5218 」をエミュレートしたカラー調整です。カラー映写プリント「 Kodak 2383 」との組み合わせで、青緑色の色調とコントラストがいい感じです。
[ 3D LUT ファイル ] – [ Kodak 5218 Kodak 2383 (by Adobe).cube ]
Kodak 5218 Kodak 2395 (by Adobe).cube
映画用ネガフィルム「 Kodak 5218 」をエミュレートしたカラー調整です。カラー映写プリント「 Kodak 2395 」との組み合わせで、寒色系の華やかな色調に真っ白なホワイトが映えます。
[ 3D LUT ファイル ] – [ Kodak 5218 Kodak 2395 (by Adobe).cube ]
LateSunset.3DL
日中の写真が夕景のようにカラー調整されます。ハイライト領域が多い素材では、コントラストが強く出る傾向があります。
[ 3D LUT ファイル ] – [ LateSunset.3DL ]
Moonlight.3DL
日中の写真が夜のようにカラー調整されます。[ NightFromDay.CUBE ] とよく似ていますが、青みが強くて暗い印象になります。
[ 3D LUT ファイル ] – [ Moonlight.3DL ]
NightFromDay.CUBE
日中の写真が夜のようにカラー調整されます。[ Moonlight.3DL ] とよく似ていますが、青みが弱くて明るい印象になります。
[ 3D LUT ファイル ] – [ NightFromDay.CUBE ]
Soft_Warming.look
色褪せたプリント写真風にカラー調整されます。フラットな印象の寒色系ですが、肌色の温かみを損なうことなく、いい感じに仕上がります。
[ 3D LUT ファイル ] – [ Soft_Warming.look ]
TealOrangePlusContrast.3DL
コントラストを強くしながら緑みがかった印象に調整されます。「 Teal & Orange 」とは、青緑色 (背景) とオレンジ色 (肌色) の組み合わせを基調とした、かっこいい配色です。
[ 3D LUT ファイル ] – [ TealOrangePlusContrast.3DL ]
TensionGreen.3DL
緑色のフィルムを被せたようにカラー調整されます。そのままだと緑色が強いので、[ 不透明度 ] に [ 50% ] を設定するといい感じになります。
[ 3D LUT ファイル ] – [ TensionGreen.3DL ]
肌色を活かす配色を考える!
カラー調整で、まず、考えられることは、暖色系に転ばせるか、寒色系に転ばせるかといった、ざっくりとした、色調表現であると思います。どちらかの色調に偏ると、当然まずいものもあるワケで、その代表的なものが、人の肌色です。
肌色の振り幅を、ピンクからオレンジまでと仮定すれば、相性のいい配色はおのずと決まります。「 Teal & Orange 」もそのひとつ。寒色系の色調でいかに肌色をかっこよく表現するかを考えたカラー調整です。
フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。