「高級大理石」のベースが作成できたら、モノクロ画像のテクスチャに色をつけましょう。[ グラデーションマップ ] は、グレースケールの階調に対して、詳細なカラーを設定することができます。
【操作方法】
[ イメージ ] メニューから、[ 色調補正 ] – [ グラデーションマップ ] を選択します。[ グラデーションマップ ] ダイアログで、[ クリックでグラデーションを編集 ] をクリックし、[ グラデーションエディター ] ダイアログを表示します。
[ グラデーションエディター ] ダイアログで、グラデーションを設定して、[ OK ] をクリックします。
【設定値】
[ 位置 : 0 % ] [ 不透明度 : 100 % ]
[ 位置 : 100 % ] [ 不透明度 : 100 % ]
[ 位置 : 0 % ] [ カラー : H : 32°/ S : 25 % / B : 47 % ]
[ 位置 : 100 % ] [ カラー : H : 32°/ S : 10 % / B : 95 % ]
[ グラデーションマップ ] ダイアログで、[ ディザ ] を有効にして、[ OK ] をクリックします。
透明感のある表面を意識する
大理石の質感は、岩石の結晶による透明感が重要な演出となります。ベースとするレイヤーは、直接的な印象を着色するのではなく、幾重にも重なった表面を意識して、ハイライト部分を少し抑えるような設定を行います。
ベース (下層) にして表面になるワケです。直接的な色は、この後の手順で下層に内蔵しているように見せます。マーブル模様の亀裂部分を浅くするため、最も暗い部分を 50 % 以上明るいカラーにしておくことがコツです。