【Photoshop基本操作】よく使う色だけで、[ スウォッチ ] パネルを構成すれば、作業効率は格段にスピードアップできます。たとえば、決められたポートレートカラーを追加しておけば、設定値を間違ってしまうミスもなくなるし、関連した複数のイメージカラーも一覧できます。指定色の面倒な設定や、探し出す手間を省きましょう。
プリセット単位で管理する!
よく使う色や関連色を、[ スウォッチ ] パネルに作成しておけば、カラースウォッチをクリックするだけで、描画色をカンタンに設定することができます。プリセットへの登録は、[ スウォッチ ] パネルの [ 選択したスウォッチの書き出し ] を使用します。プリセットの読み込みや、削除、表示順、名前変更などが行えます。
よく使う色だけ!
スウォッチをカスタマイズする方法
[ CHAPTER-01 ]
[ CHAPTER-02 ]
[ CHAPTER-03 ]
指定色のスウォッチを作成する
これから行う操作は、よく使う指定色を、[ スウォッチ ] パネルに作成する方法です。指定色のサンプルからカラー情報を採取して、新しいカラースウォッチを作成します。作成した複数のカラースウォッチを、ひとつのグループとして、効率よく活用しましょう。
【操作方法】
指定色のサンプルを表示します。サンプリングを行わず、描画色に直接、数値を設定することもできます。
サンプリングとは?
サンプリングとは、既存の見本から要素を採取する操作です。[ スポイトツール ] によるサンプリングは、Web ページや PDF からでも行えます。サンプリングしたカラーは、現在の描画色として反映されます。カラースウォッチは、現在の描画色から作成できます。
[ ツール ] パネルで、[ スポイトツール ] を選択します。
[ ツール ] パネルの描画色が、サンプリングしたカラーに変更されたことを確認してください。
カラー情報を確認
サンプリングしたカラーの情報を確認したい場合は、色をサンプリングしたい箇所を [ shift ] + クリックします。すると、サンプリングポイントのアンカーが作成され、自動的に [ 情報 ] パネルが表示されます。
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新しいスウォッチの作成
新しいスウォッチの、カラーがサンプリングできたら、[ スウォッチ ] パネルのライブラリに追加しましょう。スウォッチ名が必要なので、わかりやすい名前を準備してください。
【操作方法】
[ スウォッチ ] パネルを表示します。
[ 新規グループを作成 ] をクリックして、[ グループ名 ] ダイアログを表示します。
[ グループ名 ] ダイアログで、[ 名前 ] に [ (任意のグループ名) ] を入力して、[ OK ] をクリックします。
新しいグループが作成されたことを確認します。
[ スウォッチを新規作成 ] をクリックして、[ スウォッチ名 ] ダイアログを表示します。
[ スウォッチ名 ] ダイアログで、[ 名前 ] に [ (任意のスウォッチ名) ] を入力して、[ OK ] をクリックします。
現在のライブラリに追加?
[ スウォッチ名 ] ダイアログには、[ 現在のライブラリに追加 ] というチェックボックスがあります。これを有効にすると、新しく作成したスウォッチが [ CC ライブラリ ] に追加されます。
[ CC ライブラリ ] とは、Adobe CC のアカウントで利用できるストレージ (保存場所) です。保存されたデータは、インターネットなどのネットワーク上で共有できます。カテゴリやグループの分類もパネル上で行えます。もうひとつの素材庫として、[ CC ライブラリ ] をうまく活用しましょう!
現在、設定されている描画色から、新しいカラースウォッチが作成されます。
スウォッチの名前を表示
カラースウォッチにマウスカーソルを置くと、スウォッチの名前が表示されます。[ Photoshop ( 編集 ) ] – [ 環境設定 ] – [ ツール ] の [ ツールヒントを表示 ] が有効の場合
同様にして、他の指定色のカラースウォッチを作成します。
グループの表示順を変える
[ スウォッチ ] パネルで、いずれかのグループが未選択のとき、新しいグループは、いちばん下に作成されます。グループをドラッグすると、移動先に青線が表示され、マウスボタンを離すと表示順を変えることができます。
スウォッチを削除する
[ スウォッチ ] パネルで、削除したいカラースウォッチをクリックして選択して、[ スウォッチを削除 ] をクリックします。複数のカラースウォッチを選択したい場合は、[ shift ] キーを押しながらクリックします。
フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。