[ ホワイトバランス ] で、適切な白色点が設定できたら、色かぶりの影響が現れやすい、ブルーチャンネルの中間調から、色かぶりの補正を加えて行きましょう。
【操作方法】
[ 編集 ] パネルで、[ カーブ ] を展開します。
[ 色調補正 ] に [ ブルーチャンネルを編集 ] を選択します。
対角線の中央をクリックして、新しい調整ポイントを追加します。
[ 入力 ] に [ 128 ]、[ 出力 ] に [ 144 ] を設定します。中間調の調整ポイントを 128 レベルに統一しています。
【操作方法】
[ 色調補正 ] に [ レッドチャンネルを編集 ] を選択します。
対角線の中央をクリックして、新しい調整ポイントを追加します。
[ 入力 ] に [ 128 ]、[ 出力 ] に [ 113 ] を設定します。中間調の調整ポイントを 128 レベルに統一しています。
調整値を検証する
ブルーチャンネルの [ 出力 ] の数値を大きくすると、ブルーチャンネルの中間調が明るくなり、ヒストグラムの山型が、ハイライト側へ移動します。
レッドチャンネルの [ 出力 ] の数値を小さくすると、レッドチャンネルの中間調が暗くなり、ヒストグラムの山型が、シャドウ側へ移動します。
グリーンチャンネルと、レッドチャンネルの山型が重なりました。しかし、ブルーチャンネルの山型は、シャドウ側に少し離れたままです。これは、対象画像の照明の色を、知覚的に残すための設定です。山型がすべて重なると、黄色っぽい印象がなくなります。
【操作方法】
[ 色調補正 ] に [ パラメトリックカーブで編集 ] を選択します。
[ ハイライト ] に [ -20 ] を入力します。
[ シャドウ ] に [ +35 ] を入力します。
明るい部分が少し暗くなり、暗い部分が少し明るくなりました。
[ OK ] をクリックします。