【Photoshop基本操作】作業用 (拡大) と確認用 (縮小) のウィンドウを、2画面で同時に表示しておけば、全体の仕上がりを確認しながら、細部の修正が効率よく行えます。ウィンドウの2分割表示は、作業の途中でも、縦と横を切り替えて、表示することができます。
現在、開いているドキュメントには、新規ウィンドウとして開くメニューが追加されています。つまり、同じドキュメントを、同時に2つのウィンドウで開くことができるワケです。
【操作方法】
素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は [ 幅 : 1200 pixel ]、[ 高さ : 1600 pixel ]、[ 解像度 : 72 pixel/inch ]、[ カラーモード : RGB カラー ] を使用しています。塗料の剥がれや細かいキズがある、マスコット人形の修復を行います。
ひとつのフレームに
Photoshop の初期設定では、作業で使うツールやパネルなどの要素を、ひとつのフレームにまとめた、[ アプリケーションフレーム ] で表示されています。
これから操作する2分割表示は、このアプリケーションフレームを前提としていますが、アプリケーションフレームを無効としたウィンドウを分離させた状態でも、同じドキュメントを並列して表示できます。
アプリケーションフレームの有効 / 無効の切り替えは、[ ウィンドウ ] メニューから、[ アプリケーションフレーム ] を選択します。
[ ウィンドウ ] メニューから、[ アレンジ ] – [ (ウィンドウに表示しているファイル名) の新規ウィンドウ ] を選択します。
すると、ドキュメントウィンドウに表示していた、同じドキュメントが表示されます。アプリケーションフレームの場合は、同じウィンドウ内にタブグループ (タブを統合) として表示されます。新しく開かれた新規ウィンドウのタブを確認してください。
タブグループとは?
アプリケーションフレームの場合は、ひとつのドキュメントウィンドウに対して、常にひとつのドキュメントしか表示されません。ドキュメントには「タブ」と呼ばれる、本やノートの端に付けられた出っ張りのようなものがあり、タブをクリックすると、目的のドキュメントが表示される仕組みです。
タブグループとは、ひとつのウィンドウに、複数のドキュメントをまとめたものです。使用するドキュメントを、タブで切り替えることによって、作業スペースが確保できます。