レイヤーマスクを作成する方法として、詳細な切り抜きの境界線が調整できる、[ 選択とマスク ] オプションを使用します。まず、作成したパスから、選択範囲を作成しましょう。
【操作方法】
[ パス ] パネルを表示します。
[ 作業用パス ] を [ command ( Ctrl ) ] キーを押しながらクリックします。描画ピクセルを選択
コーヒーカップの選択範囲が作成できたら、[ 選択とマスク ] オプションを起動しましょう。ここでは、コーヒーカップの境界線を少しぼかして、切り抜きの不自然さを解消する設定を行います。
【操作方法】
[ 選択範囲 ] メニューから、[ 選択とマスク ] を選択します。
[ 属性 ] パネルで、[ 表示モード ] セクションの [ 表示 ] に [ 黒地 ] を選択します。
コーヒーカップの色と対比する [ 黒地 ] のプレビューで、切り抜きの境界線を確認します。
[ グローバル調整 ] セクションの [ ぼかし ] に、[ 1.0 px ] を入力します。
[ 出力設定 ] セクションの [ 出力先 ] に、[ 新規レイヤー (レイヤーマスクあり) ] を選択します。
[ OK ] をクリックします。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルを表示します。
[ 選択とマスク ] で出力された [ 背景 のコピー ] を確認します。
選択範囲のレイヤーマスクが作成され、[ 背景 ] が非表示に設定されているので、マスク部分が透明になっています。
DTPにはクリッピングパス
印刷用のデータ作成では、[ CMYK カラー ] への変換とあわせて、切り抜き画像を DTP ソフトなどで貼り付ける場合、クリッピングパスを使用することもできます。
[ パス ] パネルメニューから、[ パスの保存 ] を選択します。[ パスの保存 ] ダイアログで、[ パス名 ] にパスの名前を入力して、[ OK ] をクリック。[ パス ] パネルメニューから、[ クリッピングパス ] を選択して、[ クリッピングパス ] ダイアログで、[ パス ] に対象のパスを選択、[ 平滑度 ] に空欄、または、3 〜 5 の範囲で数値を入力して、[ OK ] をクリックします。