[ クイック選択ツール ] で作成した選択範囲は、そのままでも精度の高い境界線を持っています。しかし、作例のような建物や風景の素材では、際立ったハードな印象が残る場合があるので、[ 選択とマスク ] オプションを使用して、選択範囲の境界線を調整します。
【操作方法】
オプションバーで [ 選択とマスク ] をクリックします。バージョン CS 6 : [ 選択範囲 ] – [ 境界線を調整 ]
すると、[ 選択を作成または調整 ] モードに切り替わります。
【操作方法】
[ 属性 (プロパティ) ] パネルで、[ 表示モード ] セクションの [ 表示 ] をクリックします。
作例では、明るい背景を想定しているので、[ 白地 ] を選択します。
[ グローバル調整 ] セクションの [ ぼかし ] に、[ 0.5 px ] を入力します。
【操作方法】
[ エッジの検出 ] の [ スマート半径 ] を有効にします。
[ 半径 ] に [ 1 px ] を入力します。
[ グローバル調整 ] の [ エッジをシフト ] に、[ +25% ] を入力します。
境界線の制度を上げながら、少し外側に太らせることができました。
[ 選択とマスク ] オプションによる境界線の調整ができました。調整値を反映させるには、出力設定を行わなければなりません。[ 属性 (プロパティ) ] パネル下にある [ キャンセル ] や [ OK ] をクリックしないように気をつけてください。