【トリミング】足りない領域を一瞬で伸ばす方法「パース編」【コンテンツに応じて拡大・縮小】

足りない領域を一瞬で伸ばす方法
− パース編 −

不足している領域を拡張する

カンバスサイズの変更により、透明ピクセルの領域が作成できたら、いよいよ、[ コンテンツに応じて拡大・縮小 ] の登場です。縦横比 2 : 1 に拡張しましょう。

対象領域を選択

ガイドで3つに分割した対象領域を選択しましょう。ここでは、拡張する距離が短い、右側の領域から、[ コンテンツに応じて拡大・縮小 ] の適用を行います。
【操作方法】
[ ツール ] パネルで、[ 長方形選択ツール ] を選択します。
[ 長方形選択ツール ] を選択
ガイドで3つに分割した、右側の領域を選択します。透明ピクセルの領域も、すべて含みます。
右側の領域に選択範囲を作成
[ 編集 ] メニューから、[ コンテンツに応じて拡大・縮小 ] を選択します。すると、変形のバウンディングボックスが表示されます。
変形のバウンディングボックスを確認

オプションを設定

対象領域に変形のバウンディングボックスが表示できたら、オプションバーの設定を行って、不足領域を拡張する操作を行いましょう。
【操作方法】
オプションバーで、[ 縦横比を固定 ] を無効にします。
オプションを設定
[ 適用量 ] に、[ 100% ] を入力します。
[ 保護 ] に、[ なし ] を選択します。
[ スキントーンを保護 ] を無効にします。
オプションを設定
バウンディングボックスの右端ハンドルを、右方向へドラッグします。
右端ハンドルを右方向へドラッグ
斜めの構造線を保持
[ コンテンツに応じて拡大・縮小 ] の驚くべきパフォーマンスは、遠近法の変形によって証明されます。
一点透視図法のエリア変形
保護領域に含めていない、レールのつなぎ目に注目してください。斜めの構造線を保持しながら、その間を引き伸ばして、変形率を外側 (ドラッグする方向) に向けて増大させています。
ドキュメントの右端にスナップできたら、マウスボタンを離します。[ enter ] キーを押して、変形を確定します。選択を解除 : [ command ( Ctrl ) ] + [ D ]
[ enter ] で変形を確定

左側の領域に適用

右側と同様にして、左側の領域に、[ コンテンツに応じて拡大・縮小 ] 適用しましょう。左側の領域は、右側の領域に比べて、拡張する距離が長いです。
【操作方法】
ガイドで3つに分割した、左側の領域を選択します。透明ピクセルの領域も、すべて含みます。
左側の領域に選択範囲を作成
[ 編集 ] メニューから、[ コンテンツに応じて拡大・縮小 ] を選択します。
オプションバーで、[ 縦横比を固定 ] を無効にします。
バウンディングボックスの左端ハンドルを、左方向へドラッグします。
ドキュメントの左端にスナップできたら、マウスボタンを離します。
左側の領域に [ コンテンツに応じて拡大・縮小 ] を適用
[ enter ] キーを押して、変形を確定します。不足している領域を、違和感なく拡張することができました。選択を解除 : [ command ( Ctrl ) ] + [ D ] ・ガイドを非表示 :[ command ( Ctrl ) ] + [ : ]
不足している領域を拡張することができた
塗りつぶして増やす!
足りない領域が空や地面など、同じパターンで増やせる場合は、[ コンテンツに応じた塗りつぶし ] が適しています。初期設定のままでも驚くような結果が期待できます。
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Photoshop (Beta) の新機能「生成塗りつぶし (ジェネレーティブ塗りつぶし) 」は、画像生成 AI「Adobe Firefly (Beta)」の機能を、そのままコンテンツ内で使用できるようにしたものです。これまで、何時間もかかったような画像の修正や加工作業が、ほんの数分で仕上げることができます。しかも、驚くようなクオリティです。
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