どうする?埋め込まれたプロファイルの不一致「カラー設定とカラーマネジメント」【2024】

どうする?埋め込まれた
プロファイルの不一致

作業用RGBに変換する

オススメの操作方法です。表示カラーは変わりませんが、カラー値が変わります。カラー値を変えたくない場合は、作業用スペースに sRGB を選んでください。その場合、Photoshop での色の再現力は低下します。
【操作方法】
sRGB のプロファイルが埋め込まれた画像を開きます。
アラート [ 埋め込まれたプロファイルの不一致 ] で、[ 処理方法を指定してください。] セクションの [ ドキュメントのカラーを作業スペースに変換 ] を選択します。
[ OK ] をクリックします。
[ ドキュメントのカラーを作業スペースに変換 ] を選択
作業用 RGB に変換された画像を確認してください。表示カラーはほとんど変わっていません。
カラー値が変わる
sRGB の元画像
Adobe RGB に変換
カラー値が変わる!
カラープロファイルが埋め込まれたドキュメントは、そのプロファイルのカラースペースが使用されているため、別のプロファイルに変換するとカラー値が置き換えられます。
sRGB→作業用スペースに変換=推奨
しかし、変換後のカラーを合わせる機能があるので、表示カラーはほとんど変わりません。[ プリプレス用 – 日本2 ] では、[ マッチング方法 ] に [ 知覚的 ] が設定されています。
[ カラー設定 ] で変換オプションを確認
作業用スペースとは?
作業用スペースとは、[ カラー設定 ] で選択している作業用のプロファイルです。RGB カラーモードのドキュメントには、Web 用に [ sRGB IEC61966-2.1 ] を、印刷用に [ Adobe RGB (1998) ] を用いることが一般的です。Photoshop でドキュメントを開くと、作業用スペースで表示されます。
[ カラー設定 ] で作業用スペースを確認
Adobe RGB は、sRGB よりも広いカラーの再現領域を持っています。そのため、商業印刷などの専門的な分野で、標準的に使われています。
Adobe RGB の色空間
sRGB の色空間
また、Web 用においても、Adobe RGB 対応のブラウザもポピュラーです。そのため、何が何でも、sRGB にこだわる必要もなくなってきています。
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