Point (ポイント) とは、文字の大きさを表す単位で、1インチ ( 2.54cm ) を 72ポイントとして計算されています。1ポイントは 72分の 1ポイントで、約 0.35mm になります。
ベースライン
ベースラインとは、欧文書体の基準となる線で、大文字の底部を示します。フォントを入力する際に表示される線が「ベースライン」にあたります。
アセンダライン
アセンダとは、欧文書体の小文字「 b 」、「 d 」、「 f 」、「 h 」、「 k 」、「 l 」、「 t 」の 7文字の「 x ハイトライン」から、最高部までの領域を示し、その基準線を「アセンダライン」といいます。
ディセンダライン
ディセンダとは、欧文書体の小文字「 g 」、「 j 」、「 p 」、「 q 」、「 y 」の5文字の「ベースライン」から、最底部までの領域を示し、その基準線を「ディセンダライン」といいます。
x ハイトライン
x ハイトとは、欧文書体の小文字「 x 」の天地を基準とした高さを示します。「 x ハイトライン」はその高さの基準線です。
キャップライン
キャップラインとは、欧文書体の「アセンダライン」より少し下に設ける、実質的な大文字の最高部を示します。
文字によって幅が変わる!
アルファベットには、和文書体に見られる仮想ボディのような、すべての文字に共通する正方形の構造がありません。一般的には大文字の「 M 」の幅が基準とされています。
この「 M 」の幅を 100% とすることで、その他の文字とバランスを効率的に計れます。このような便宜上の幅を持つ領域を「 em スクエア」、または、「字面」といいます。
欧文書体では、文字の高さが「ボディサイズ」で、文字の幅が「 em スクエアの比率 (字面) 」です。フォントサイズは、ボディサイズで表されますが、カーニングやトラッキングは、文字の構造的な幅により算出されます。