【Photoshop講座】「SUTRO」の質感は、劣化によるノイズというより、曇りガラス越しに見たような効果です。ここでは、[パターン] にあらかじめ定義されたテクスチャを活用して、古びた質感の効果をつくり出していきます。
パターンの技を身につけよう!
[パターン] 塗りつぶしレイヤーには、さまざまなパターンの「プリセットファイル」が用意されています。ゴツゴツした岩肌や、落ち着いた風合いのある紙など、質感づくりには欠かせないシームレスパターンが多く含まれています。パターンを活用するコツは、描画モードと中性色の組み合わせです。塗りつぶしたパターンを補正して、描画モードの中性色に近づける技をマスターしましょう。
古びた質感を作成する
[レイヤー] パネルで、[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成] をクリックして、メニューから[パターン]を選びます。
![[パターン] 塗りつぶしレイヤーを作成](https://psgips.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
[パターン] 塗りつぶしレイヤーを作成
[パターンで塗りつぶし] ダイアログで、[クリックでパターンピッカーを表示] をクリックします。
パターンピッカーから、[グワッシュ水彩画] を選択します。
![[グワッシュ水彩画] を選択](https://psgips.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
[グワッシュ水彩画] を選択
パターン [グワッシュ水彩画] は、プリセットファイルの [アーティスト] に含まれています。
[比率] に「200%」を入力します。すべての設定ができたら、[OK] をクリックします。
![[比率] に「200%」を入力](https://psgips.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
[比率] に「200%」を入力
対象画像のピクセルサイズにより、適切な比率を設定してください。
![パターンを [レベル補正] で暗くする](https://psgips.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
パターンを [レベル補正] で暗くする
描画モード [オーバーレイ] の中性色は 50% グレーです。パターンの明るさを 50% グレーの印象に近づけることで、合成結果の緩衝を和らげます。
[レイヤー] パネルで、[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成] をクリックして、メニューから [レベル補正] を選択して、[レベル補正 1] を作成します。
![[レベル補正] 調整レイヤーを作成](https://psgips.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
[レベル補正] 調整レイヤーを作成
[クリッピングマスクを作成] をクリックします。[出力レベル] のハイライト側に、「192」を入力します。
![[レベル補正] を設定](https://psgips.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
[レベル補正] を設定
[レイヤー] パネルで、[パターン 1] を選択します。
描画モードに [オーバーレイ] を選択します。
[不透明度] に「50%」を入力します。
![描画モード [オーバーレイ] を選択](https://psgips.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
描画モード [オーバーレイ] を選択
![[パターン] を [オーバーレイ] で合成](https://psgips.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
[パターン] 適用前と適用後 (不透明度 100%) の比較
パターンのコントラストを弱め、元の印象を変えることなく、古びた質感を加えることができました。

古びた質感を加えることができた
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フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。