基本がわかる!色かぶりの補正

基本がわかる!色かぶりの補正【2】Camera Rawで除去する

【Photoshop基本操作】色かぶり補正の最も簡単な方法がコレです。しかも、何の調整もすることなく、ワンクリックで除去できるほどの能力があります。「Camera Raw」を用いて、一般的な JPEG 形式の画像を補正してみましょう。


Camera Raw の機能を利用する!
カメラの未処理データを画像ファイルに変換する「Camera Raw」は、色調補正に関するさまざまな機能が搭載されています。もちろん、これらは未処理データが大前提なのですが、Photoshop にはない便利な機能がたくさんあります。これを使わない手はないですね。
そのひとつが [ホワイトバランス] の [自動] です。ワンクリックでスッキリ、色かぶりが除去できます。
基本がわかる!色かぶりの補正

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CHAPTER-02

Camera Raw で除去する

「Camera Raw」とは、カメラの未処理データを現像するような感覚で、色調補正やシャープなどの処理が、独自に行える機能です。これから行う操作は「Lightroom」でも可能です。
元画像 → ホワイトバランスに [自動] を適用
【操作方法】
素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[幅 : 1600 pixel]、[高さ : 1200 pixel] 、[解像度 : 72 pixel/inch]、[モード : RGB カラー] を使用しています。
素材画像を開く

素材画像を開く
[フィルター] メニューから、[Camera Raw フィルター] を選択します。すると、[Camera Raw] 操作パネルが表示されます。
[Camera Raw] 操作パネルを表示

[Camera Raw] 操作パネルを表示
[Camera Raw フィルター] がない場合は?
バージョン CS6 以前では、[Camera Raw フィルター] が搭載されていません。しかし、[Camera Raw] で開くことは可能です。
対象画像が JPEG 形式の場合は、[ファイル] メニューから、[開く] を選択して、[開く] ダイアログで、対象の画像ファイルを選択します。[形式] に [Camera Raw] を選択して、[開く] をクリックします。
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【Photoshop講座】基本がわかる!色かぶりの補正
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[基本補正] パネルの [ホワイトバランス] に [自動] を選択します。
[ホワイトバランス] に [自動] を選択

[ホワイトバランス] に [自動] を選択
すると、現在開いている画像に適した [色温度] と [色かぶり補正] が自動的に設定されます。
[色温度] と [色かぶり補正] が自動的に設定される

[色温度] と [色かぶり補正] が自動的に設定される
Lightroom の場合は?
「Lightroom CC」の場合は、[表示] メニューから、[編集] を選択し、[編集] パネルで、[カラー] セクションの [ホワイトバランス] に [自動] を選択します。
[ホワイトバランス] に [自動] を選択

[ホワイトバランス] に [自動] を選択
「Lightroom Classic」の場合は、[ライブラリ] モードを選択して、[クイック現像] パネルで、[ホワイトバランス] セクションに [自動] を選択します。
[ホワイトバランス] に [自動] を選択

[ホワイトバランス] に [自動] を選択
[Camera Raw] 操作パネルで、[OK] をクリックします。色かぶりが一瞬で除去されました。たったコレだけです。もちろん、結果に満足できなかったら微調整も行えます。
[OK] をクリック

[OK] をクリック
[Photoshop] 操作パネルで、[Camera Raw] による、ホワイトバランスが適用されたことを確認します。
[Photoshop] 操作パネルで適用結果を確認

[Photoshop] 操作パネルで適用結果を確認
RAW では表記方法が異なる!
これらの項目は、対象画像が「RAW データ」と「JPEG」とでは、表記方法が異なります。作例は「JPEG」ですので注意してください。

[色温度] を調整する

[Camera Raw] 操作パネルの右上にある [ヒストグラム] を確認します。調整範囲が限界になると、[ハイライトクリッピング警告] が表示されます。作例の場合、R (レッド) がハイライト点を振り切っています。
[ハイライトクリッピング警告] を確認

[ハイライトクリッピング警告] を確認
色温度の単位が違う?
色温度とは、光の色を数値化したものです。[ホワイトバランス] セクションにある [色温度] は、「RAW データ」の場合、色温度の単位「K (ケルビン)」で表されますが、「JPEG」の場合は、撮影時のホワイトバランス設定値を「0」とした、百分率 (-100 〜 +100) で表されています。
[ホワイトバランス] の [自動] から設定値を調整すると、選択項目が [カスタム] に変更されます。元の状態に戻したい場合は、[ホワイトバランス] に [撮影時の設定] を選択してください。
[基本補正] パネルで、[ホワイトバランス] セクションの [色温度] スライダーを左側へドラッグします。すると、[ヒストグラム] の R (レッド) のハイライト点が調整範囲内に収まり、[ハイライトクリッピング警告] が消えました。
[色温度] スライダーをドラッグ

[色温度] スライダーをドラッグ
[ホワイトバランス] セクションの [色温度] を調整することができました。
[色温度] を調整することができた

[色温度] を調整することができた
[色温度] を小さくすると青くなる!
「JPEG」の場合は、[色温度] をマイナス側に設定すると、ハイライト点にする色温度の値が小さくなるので、どんどん青みが強くなります。
[色温度] の調整値による色の変化
「RAW データ」の場合は、K (ケルビン) の数値が表示されます。K 表記では、数値が小さくなるほど赤く、大きくなるほど青くなります。K の目安は、撮影条件により異なりますが、室内が 3000K 〜 5000K、屋外が 5000K 〜 7000K です。
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[色かぶり補正] を調整する

[Camera Raw] 操作パネルの右上にある [ヒストグラム] を確認します。[色温度] を調整したヒストグラムでは、ハイライト点が調整範囲内に収まっていますが、中間調の山型に R (レッド)、G (グリーン)、B (ブルー) のズレが確認できます。
ヒストグラムのズレを確認

ヒストグラムのズレを確認
[基本補正] パネルで、[ホワイトバランス] セクションの [色かぶり補正] スライダーを左側へドラッグします。R、G、B、それぞれのヒストグラムがおよそ揃うと、色かぶりの影響は少なくなります。
[色かぶり補正] スライダーをドラッグ

[色かぶり補正] スライダーをドラッグ
[色かぶり補正] とは?
[色かぶり補正] は、[色温度] と同じく RGB のバランスを整えるものですが、こちらは、中間調に含まれるグレーを、ニュートラルグレーになるよう調整するものです。調整範囲が限界になると、[ハイライトクリッピング警告] が表示されます。
[色かぶり補正] の調整値による色の変化
「RAW データ」の場合は、撮影時の補正率 (-150 〜 +150) が表示され、ホワイトバランスに [自動] を選択すると、「0」に戻されます。
[Camera Raw] 操作パネルで、[色温度] と [色かぶり補正] の調整による、ホワイトバランスを確認します。
[OK] をクリックします。
[OK] をクリック

[OK] をクリック
[Photoshop] 操作パネルで、[Camera Raw] による、ホワイトバランスが適用されたことを確認します。
Camera Row で色かぶりを除去することができた

Camera Row で色かぶりを除去することができた
色かぶり補正の心得!
[Camera Raw] を使用した色かぶりの補正は、[色温度] でハイライト点を揃え、[色かぶり補正] で中間調を揃える内容です。[Camera Raw] 操作パネルの右上にある [ヒストグラム] を確認してみると、補正前と補正後では、RGB チャンネルの揃い方が改善されています。
補正前のヒストグラム → 補正後のヒストグラム
ヒストグラムは、対象画像により異なるので、その判断は難しいです。また、[自動] が適さない場合もあります。色かぶりを起こした画像には、必ずハイライト点のズレがあります。まず最初に、RGB のハイライト点を揃えることを、色かぶり補正の心得としましょう。
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