基本がわかる!RGBとCMYK

基本がわかる!RGBとCMYK【2】カラー設定

【Photoshop基本操作】Photoshop を最初に起動したときは、目的の作業に適した[カラー設定]を行います。[カラー設定]は、色の見え方に大きく影響します。適切な設定が行われていないと、表示される色が変わってしまったり、作成した画像データの色が、他のパソコンで再現されにくくなります。


モニタ用と印刷物用で使い分ける!
色の見え方がまったくちがうモニタ用と印刷物用。この2つをひとつの[カラー設定]で統一することは難しいです。たとえば、RGB カラーのみ扱う Web 用の作業なら、Web 用に適した設定の方がシンプルだし、機器によって色が合わないといった混乱も未然に防げます。どちらかと言えば、CMYK カラーは専門的な分野で扱われるカラーモードなので、必要な時だけ[カラー設定]を印刷物用に切り替えましょう。
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カラー設定

Photoshop の[カラー設定]には、多くのプリセットが用意されています。[編集]メニューから、[カラー設定]を選択し、[設定]の項目を確認してみましょう。
[編集]→[カラー設定]
ショートカットキー:[shift]+[command(Ctrl)]+[K]
初期設定では、[設定]に[一般用-日本2]というプリセットが設定されています。プリセットとは、それぞれの項目が、あらかじめ設定されたものです。プリセットの用途などは、ダイアログ下部にある[説明]に表示されます。
[設定]に[一般用-日本2]を選択(初期設定)
[設定]に[一般用-日本2]を選択(初期設定)
[カラー設定]とは、個々の機器により異なる「色の違い」を、カラープロファイルで管理するものです。
[作業用スペース]セクションの[RGB]と、[カラーマネジメントポリシー]セクションの[RGB]を確認してみましょう。[sRGB IEC61966-2.1]と[埋め込まれたプロファイルを保持]が設定されています。これは、開く画像に埋め込まれたカラープロファイルを保持し、「sRGB」の色空間で作業を行うという内容です。
[一般用-日本2]の設定内容
[一般用-日本2]の設定内容
[一般用-日本2]を簡単に言うと、Web でも印刷でもそれなりに使えるプリセットなのですが、Photoshop の作業では、この埋め込まれたカラープロファイルが邪魔になるケースも多いのです。なので、初級ユーザーの方には無難ではあるけれど、上級を目指す上でオススメできない設定なのです。
[カラー設定]を見直そう!
迷ったら初期設定。ほとんどの場合、この鉄則で乗り越えられますが、[カラー設定]では例外です。結論から言うと、すべての機器や用途を統一できる、適切な[カラー設定]は存在しません。それは、モニタ用と印刷物用で、色の見え方が大きく異なるからです。用途をハッキリ分けて考える方が、色の見え方の混乱を防げます。

Web用のカラー設定

Web 用に限定するなら、[Web・インターネット用-日本]がいいでしょう。[Web・インターネット用-日本]では、取り扱う画像データに埋め込まれた、RGB のカラープロファイルを変換します。
[設定]に[Web・インターネット用-日本]を選択
[設定]に[Web・インターネット用-日本]を選択
ここで注目する項目は、[作業用スペース]セクションの[RGB]です。[sRGB IEC61966-2.1]というのが、現在、設定されているカラープロファイルです。
カラープロファイルとは、再現される色の違いを補正するための情報です。
[Web・インターネット用-日本]の設定内容
[Web・インターネット用-日本]の設定内容
一般的なモニタやプリンタなどの初期設定では、この「sRGB」が使用されています。[Web・インターネット用-日本]に設定しておくと、Photoshop で開いたすべてのRGB画像は、「sRGB」にプロファイル変換されます。
「sRGB」とは、IEC(国際電気標準会議)が定めた「色空間」の国際標準規格です。
色空間とは、色の配列を座標で表し、曖昧な色の感じ方を数値で定義されたものです。難しいカラープロファイルにおいて、「標準的」や「一般的」という言葉は、とても心強いものです。全世界の機器や画像が、ひとつのカラープロファイルで統一されていたら、プリセット[一般用-日本2]、または[Web・インターネット用-日本]でもいいでしょう。しかし、色の見え方がまったくちがう、モニタ用と印刷物用がある限り、この統一は難しいものとなります。
sRGB と Adobe RGB の色空間を比較
sRGB と Adobe RGB の色空間を比較
Web用なら「sRGB」で統一する!
プリセット[Web・インターネット用-日本]に設定すると、[作業用スペース]の[RGB]に[sRGB IEC61966-2.1]、つまり、「sRGB」の色空間が適用されます。大事なのはこの設定であり、何が何でも、[Web・インターネット用-日本]でなければならない訳ではありません。プロファイルの破棄や手動による変換など、出力時に「sRGB」が適用されるように作業を組み立てましょう。

印刷物用のカラー設定

印刷物用に適したプリセットは、[プリプレス用-日本2]です。[プリプレス用-日本2]では、[作業用スペース]セクションの[RGB]に[Adobe RGB (1998)]が設定されています。
[設定]に[プリプレス用-日本2]を選択
[設定]に[プリプレス用-日本2]を選択
「Adobe RGB」とは、Adobe Systems が定めた色空間で、国際標準規格の「sRGB」よりも広い色再現領域を持ち、商業印刷などの専門的な分野で標準的に使われています。
[プリプレス用-日本2]の設定内容
[プリプレス用-日本2]の設定内容
「Adobe RGB」を簡単に言うと、CMYK カラーに適した RGB カラープロファイルです。「sRGB」設定時よりも、色の再現力が高くなります。印刷物の用途がある場合は、[プリプレス用-日本2]を設定しておきましょう。用途に応じた[カラー設定]ができたら、[OK]をクリックします。
sRGB と Adobe RGB の色空間を比較
sRGB と Adobe RGB の色空間を比較
印刷物用なら「Adobe RGB」で統一する!
プリセット[プリプレス用-日本2]に設定すると、[作業用スペース]の[RGB]に[Adobe RGB (1998)]の色空間が適用されます。[カラーマネジメントポリシー]では、すべての項目で[埋め込まれたプロファイルを保持]に設定されていますが、画像データを入稿する印刷所によって、独自のカラー設定や、カラープロファイルを指定する場合があります。データを作成する前に必ず入稿ガイドを確認しましょう。
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