基本がわかる!RGBとCMYK

基本がわかる!RGBとCMYK【1】色の見え方のちがい

【Photoshop基本操作】モニタから発する色に疑問を抱いたことはありませんか? 電源をオフにしてみてください。それまで黒だと信じていた色は、実はモニタの生の色だったのです。色ってなんだろう? この素朴な疑問から、デジタル画像の攻略は始まるのです。


光の色とモノの色!
色の見え方には2種類あって、ひとつは「透過する光の色」、もうひとつは「反射するモノの色」です。太陽光には虹色のスペクトルが含まれていて、光そのものはいろんな色に見えます。その光を受けて反射するモノにも色が存在します。これは光をどのように、どれだけ反射するかで色が決まります。たとえば、すべてを反射する色は白、まったく反射しない色は黒になります。
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色の見え方のちがい

色の見え方のちがいを、「パソコンのモニタ」と、「印刷物の紙」に分けて考えましょう。パソコンのモニタは、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)という「光の3原色」によって色が表現されています。印刷物の紙は、青(Cyan)、赤(Magenta)、黄(Yellow)という「色料の3原色」と黒(Key plate)を加えた4色によって色が表現されています。
色の見え方のちがいをパソコンのモニタと印刷物の紙で比較
色の見え方のちがいをパソコンのモニタと印刷物の紙で比較
黒色は特別な色!
ここでは概念的な色の見え方に限定しているので、特別な色である「黒」は、頭の片隅に置いておいてください。概念的に黒色は「無色」とされています。
この2つの色の見え方を簡単に言うと、パソコンのモニタは「透過する光の色」、印刷物の紙は「反射するモノの色」です。特性の大きな違いは「無色」の表し方にあります。
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【Photoshop講座】基本がわかる!RGB と CMYK
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無色の表し方?

パソコンのモニタでは、光の3原色が「0」の場合、黒色になります。これは電源をオフにした状態と同じなので、厳密に言えば「透明」で、モニタの生の色だということになります。印刷物の紙では、色料の3原色が「0」の場合、白色になります。これはカラーインキが印刷されていない状態と同じなので、厳密に言えば「透明」で、印刷用紙の色だということになります。
モニタの無色は黒色・紙の無色は白色
モニタの無色は黒色・紙の無色は白色
このような色の異なる特性を、加色混合(かしょくこんごう)、減色混合(げんしょくこんごう)といいます。
モニタは加色混合・紙は減色混合
モニタは加色混合・紙は減色混合
加色混合とは、R、G、B の光がすべて重なると白色になり、何もない部分が黒色(透明)になる特性です。減色混合とは、C、M、Y の色料がすべて重なると黒色になり、何もない部分が白色(透明)になる特性です。
加色混合の RGB カラー・減色混合の CMYK カラー
加色混合の RGB カラー・減色混合の CMYK カラー
無色が黒色のパソコンのモニタ。無色が白色の印刷物の紙。色の見え方がまったく違います。これは大変なことですよね? これらの色の異なる特性を、Photoshop ではカラーモードの違いで表し、加色混合を「RGB カラー」、減色混合を「CMYK カラー」といいます。

なぜ、カラーモードがあるの?

Photoshop の作業は、すべてパソコンで行います。パソコンのモニタは RGB で表示されています。この Photoshop の作業環境は、どのような場合でも変わることはありません。たとえば、Web 用の画像を作成した場合、インターネットのサーバーを介して、端末のパソコンモニタに表示されます。
Web 用画像のカラーモード
Web 用画像のカラーモード
パソコン作業が RGB、メディアが RGB ですから、作成した画像のカラーモードが「RGB カラー」なら、すべての色は同じ見え方になります。
では、印刷用はどうでしょう? 入力が RGB、出力が CMYK ですから、画像データが印刷物になるまで、どこかで「CMYK カラー」に変換しなくてはなりません。
印刷用画像のカラーモード(一般的な家庭用プリンターの場合)
印刷用画像のカラーモード(一般的な家庭用プリンターの場合)
一般的な家庭用プリンターの場合、機器によってインクの数や、色の再現方法が異なるので、独自の「CMYK カラー」に変換する機能を持っています。なので、「RGB カラー」で作成した画像でも、自動的に「CMYK カラー」に変換されて出力されます。一般的な家庭用プリンターでは、異なる色の見え方「CMYK」を、特に意識する必要もないワケです。
印刷用画像のカラーモード(商業印刷の場合)
印刷用画像のカラーモード(商業印刷の場合)
しかし、商業印刷の分野では、より正確な色の再現が求められるため、出力機に通す前の工程で変換することが通例です。「CMYK カラー」で作成した画像は、擬似的な見え方でモニタに表示されます。「RGB カラー」で作成した画像を、「CMYK カラー」に変換することも可能です。
印刷用はCMYK カラー
Photoshop で作成する画像が、モニタ用なのか、印刷用なのかで、「適切なカラーモードが違う」ということをよく理解しておきましょう。
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