基本がわかる!色調補正の考え方

基本がわかる!色調補正の考え方【3】ヒストグラムの読み方

【Photoshop基本操作】ヒストグラムとは、画像内のピクセル分布を、明るさのレベル別にグラフ化したものです。画像内の階調をすばやく識別することによって、適切な補正を行うことに役立ちます。


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黒ツブレと白トビに気をつけよう!
ヒストグラムを気にせずに補正すると、暗い部分の階調が最小値になった「黒ツブレ」、明るい部分の階調が最大値になった「白トビ」を引き起こしてしまう可能性が大きくなります。このような補正は大失敗で、プロの現場では全く通用しません。必ず、ヒストグラムを確認しながら作業を行いましょう。
      

ヒストグラムの表示

ヒストグラムは、色調補正ツールの[レベル補正]、[トーンカーブ]で表示されますが、ここでは、ヒストグラムの拡張機能がある[ヒストグラム]パネルを例にしています。
[ヒストグラム]パネルを表示する
[ウィンドウ]メニューから[ヒストグラム]を選びます。すると、[ヒストグラム]パネルが表示されます。初期設定は[コンパクト表示]です。
[ヒストグラム]パネルを表示
[ヒストグラム]パネルを表示
[拡張表示]に変更する
[ヒストグラム]パネルのパネルメニューから[拡張表示]を選びます。[拡大表示]では、ヒストグラムが大きくなり、[チャンネル]や[数値情報]などのオプションが表示されます。
[ヒストグラム]パネルの[拡張表示]
[ヒストグラム]パネルの[拡張表示]
チャンネルを[RGB]に変更する
ヒストグラムの仕組みが理解しやすいように、[チャンネル]に[RGB]を設定します。すると、カラーで塗り分けされていたヒストグラムが、白色のシルエットに変わります。
チャンネルを[RGB]に変更
チャンネルを[RGB]に変更

階調レベルとピクセル数

ヒストグラムの横軸が明るさの「階調レベル(0~255)」を示し、縦軸が分布された「ピクセル数」を示します。ピクセル分布(グラフの形状)は、各画像によって異なり、色調補正ツールなどで補正を加えると、ピクセル分布も変更されます。
ヒストグラムの横軸が「階調レベル」を示し縦軸が「ピクセル数」を示す
ヒストグラムの横軸が「階調レベル」を示し縦軸が「ピクセル数」を示す
数値情報を表示する
ヒストグラム内にマウスカーソルを置く、またはドラッグして領域を指定すると、[レベル]、[ピクセル]、[比率]の数値情報が表示されます。[レベル]は、指定した横軸の階調(0~255)、[ピクセル]は、指定した縦軸のピクセル数、[比率]は、分布されたピクセルの累計を%(百分率)で表示します。
ヒストグラム内にマウスカーソルを置いて数値情報を表示する
ヒストグラム内にマウスカーソルを置いて数値情報を表示する

ヒストグラムの読み方

ヒストグラムで画像の状態を知るポイントは、シャドウ点とハイライト点、および階調数です。シャドウ点では黒ツブレ、ハイライト点では白トビ、階調数では階調の幅を確認することができ、それぞれが、どれくらいのピクセル数を保有しているのかを一目で知ることができます。

階調数が多いヒストグラム

階調0〜255の範囲で幅広くピクセル分布されているヒストグラムから、階調数が多く適切な画像であると判断できます。
階調数が多い画像のヒストグラム例
階調数が多い画像のヒストグラム例

階調数が少ないヒストグラム

シャドウ領域、またはハイライト領域にピクセル分布がないヒストグラムから、階調数が少なく不適切な画像であると判断できます。
階調数が少ない画像のヒストグラム例
階調数が少ない画像のヒストグラム例

黒ツブレと白トビがないヒストグラム

左側がシャドウの領域で、右側がハイライトの領域です。一般的な画像は、両端にいくほどピクセル数が減少しています。
黒ツブレと白トビがないヒストグラム例
黒ツブレと白トビがないヒストグラム例

黒ツブレと白トビがあるヒストグラム

シャドウ点とハイライト点にピクセルが分布されていることで、白トビ、黒ツブレを起こしている画像であることがわかります。
黒ツブレと白トビがあるヒストグラム例
黒ツブレと白トビがあるヒストグラム例
まとめ
ヒストグラムは、現在の画像のピクセル分布を表示します。シャドウ点では黒ツブレ、ハイライト点では白トビを確認することができ、それぞれが、どれくらいのピクセル数を保有しているかを一目で知ることができます。ヒストグラムを読んで、正確な補正を効率よく行いましょう。
      
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この記事を書いた人

古岡 ひふみ
グラフィックデザイナー。商業広告等の制作会社を経て1988年よりフリー。大阪府箕面市在住。公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会会員。

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