基本がわかる!色かぶりの補正

基本がわかる!色かぶりの補正【1】ホワイトバランスと色温度

【Photoshop基本操作】写真全体の色調が、特定の色に偏っていることを「色かぶり」といいます。撮影時の「光源の色の違い」で起こる現象なので、光の三原色「RGB」のバランスを整えれば、このような「色かぶり」は除去できます。[Camera Raw]で除去する方法と、[トーンカーブ]で除去する方法から、その原因と補正方法を学びましょう。


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RGBのハイライト点を揃える!
光の三原色「RGB」のバランスを整えることが、色かぶりの除去方法です。しかし、色調補正はケースバイケースなので、どのような場合でも当てはまる「明確な答え」みたいなものが欲しいところですね。とりあえず、RGB のハイライト点を揃えておいて、対象画像に応じた微調整を行うというのが、これから紹介する色かぶりの除去方法です。
      

ホワイトバランスと色温度

写真の仕上がりが、撮影時の印象よりも青みがかってたり、赤みがかってたりすることはよくあります。しかし、このような「色かぶり」を、単なる「変色」だと捉えるのは間違いです。ある意味、自然に忠実であるからこそ起こる現象なのです。その原因から探っていきましょう。
元画像→ホワイトバランスを補正

ホワイトバランスとは?

「ホワイトバランス」とは、太陽光や蛍光灯などのような、「光源の色の違い」を調整することをいいます。撮影時に適切なホワイトバランスを設定していないと、このような「色かぶり」は顕著に現れます。
不適切なホワイトバランスで撮影
不適切なホワイトバランスで撮影
それは、オートで撮影しても同じです。もともと、光源の色が違うので、カメラにおまかせで、人から見た印象と合わせるのは難しいです。
オートで撮影
オートで撮影
あらかじめ、カメラに設定されたホワイトバランスを適用して撮影すると、人から見た印象に最も近い結果になります。では、これらの設定は、どのようにして、ホワイトバランスを調整しているのでしょうか?
適切なホワイトバランスで撮影
適切なホワイトバランスで撮影

色温度とは?

色温度とは、光の色を「K(ケルビン)」という単位で表したものです。実際の「色の温度」ではありません。早朝や日陰などで撮影した写真が、青みがかっていたり、屋内でのストロボ撮影が、赤みがかっていたりするのは、この色温度のズレによるものです。
光源と色温度の概念図
光源と色温度の概念図
色温度の値は、小さくなるほど赤く、大きくなるほど青い光の「波長」を放ちます。たとえば、ロウソクの炎は赤色、電球は黄色、太陽光は白色という、大まかな目安を持っておくといいでしょう。このような、「光源の色の違い」で起こる色かぶりを、カメラはホワイトバランスの設定値を変えることで、人から見た印象に近付けています。
太陽光の基準値は?
太陽光の基準値は、5500 K 〜6500 K です。しかし、実際の太陽光は黄みがかって見えるので、少し青みがかる方が、白色として認識される傾向があります。

ホワイトバランスのしくみ

たとえば、カメラのホワイトバランスを、3000 K に設定すると、その座標をハイライト点(白色点)として、RGB のバランスが整えられます。
ホワイトバランスを設定した座標がハイライト点になる
ホワイトバランスを設定した座標がハイライト点になる
どこの座標でも同じです。「光源の色の違い」に応じたホワイトバランスを設定すると、色かぶりの影響はほとんど現れません。どんな光源に対しても、ハイライト点を真っ白にすることが、色かぶりを未然に防ぐしくみなのです。Photoshop で色かぶりを除去する場合も、このしくみと同じです。
光源の色に対してRGBのハイライト点を整える
光源の色に対して RGB のハイライト点を整える
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この記事を書いた人

古岡 ひふみ
グラフィックデザイナー。商業広告等の制作会社を経て1988年よりフリー。大阪府箕面市在住。公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会会員。

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